ISO取得・審査対応、教育研修のコンサルタント

03.薄い文書も短期取得も自慢にならない

社長から『ISOを取れ!』と指示を受けた管理責任者やISO担当者が、インターネットでコンサルタントを探す場面を想像してみましょう。責任者や担当者は、『ISOってどんなものだろう?』『どれだけ自分の業務に負担がかかるんだろう?』『費用や時間はどれぐらいかなぁ?』などなど不安を抱えながら検索することになります。そこに踊っているのは、『シンプルに』『楽に』『文書は薄く』『こんなに早く』などという文字。興味を惹かれて当然でしょう。しかし、です。

『マニュアルが薄ければ楽なのでしょうか?』 『取得期間が短ければ面倒臭くないのでしょうか?』
そんな馬鹿な! です。

薄いマニュアルなんて誰でも作れます。薄いマニュアルには必要なことが書かれていません。薄いマニュアルは具体性が乏しくなります。分厚いマニュアルを作る必要なんて全くありませんし、できるだけ薄いほうが良いに決まっていますが、ただ薄いだけのマニュアルで審査に合格しても、意味がないですし(実務上では)使えません。逆に、(肝心なことが書かれていないので)頭で覚えておかなければならないことが増えてしまいます。

取得までの期間が短いと、自分の会社のシステムを"作りこむ"時間がありません。関わる人間の数も少なくなってしまいます。勉強する時間もありません。通常業務が忙しいという理由で、結局は"コンサルタント任せ"でシステムが構築されてしまいます。完成したマニュアルや手順書についても自分達が関与していないので愛着も湧かないし、できれば日常的に関わりたくなくなります。勉強していないから、運用の仕方も修正の仕方も今ひとつ分からないままです。結局放ったらかしになり、毎年審査前になるとコンサルタントを呼んで(またまた高いお金を払って)、審査に通るようかたちだけ作ってしまう悪い癖がつきます。一度そういう状態に陥ってしまうと、その会社のシステムは向上するどころか現状維持にアップアップです。簡単には抜け出せません。

目先の苦労から逃れよう、という視点でコンサルタントを探してはいけないし、初年度から楽をしてシステムを構築しよう、などと考えるべきではありません。認証は取れるでしょうが、長い目で見ると必ず失敗します。





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